オンラインピル処方は病院に行かなくても、自宅でピルが処方してもらえる診療サービスです。病院に通うのに抵抗がある人、忙しくて病院に行く時間がない人にピッタリです。
この記事では、ピルの服用が初めての方でも相談しやすいオンラインピル処方クリニックを紹介しています。ピルの副作用や種類、選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ピルの種類と期待できる効果
低用量ピル | 超低用量ピル | 中用量ピル | アフターピル | |
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目的・効果 | ・生理痛やPMSの緩和 ・生理周期の安定 ・避妊 ・ニキビや肌荒れの改善 |
・生理痛の緩和 ・生理不順の改善 ・PMSの改善 |
・生理日の移動 ・月経困難症の改善 |
・性行為後の緊急避妊 |
料金相場 | 2,000円~3,000円 | 6,000円~12,000円 | 5,000円~6,000円 | 8,000円~20,000円 |
緊急避妊効果 | × | × | 〇 ※ヤッペ法 |
〇 |
主な副作用 | ・吐き気 ・むくみ ・食欲増進 ・不正出血など |
・頭痛 ・悪心 ・不性器出血など |
・吐き気 ・嘔吐 ・不正出血 ・胸の張り ・むくみなど |
・吐き気 ・嘔吐 ・倦怠感 ・消退出血など |
保険適用 | 可能※1 | 可能 | 可能 | 不可 |
低用量ピル
低用量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンが含まれたお薬です。エストロゲンが50㎍よりも少ないものを言います。
低用量ピルには排卵を抑制する、子宮内膜の増殖を抑制する、ホルモンバランスを整える作用があり、生理痛の緩和や月経不順・PMSの改善、ニキビや肌荒れの改善などの効果が期待できます。また、適切に服用すれば99.7%の避妊効果があります。
ホルモン量が少なく、副作用も比較的少ないため、最も処方されることの多いピルです。料金は比較的安価で、1ヶ月あたり2,000円~3,000円ほどで処方してもらうことができます。種類が豊富ですので、医師と相談して自分に合うものを処方してもらいましょう。
主な副作用として、頭痛や吐き気、不正出血などが現れる可能性があります。服用開始1~2ヶ月目は副作用が出やすく、徐々に落ち着いてくることが多いです。あまりにも副作用が強く、継続が難しい場合には医師に相談しましょう。
- ファボワール
- マーベロン
- トリキュラー
- ドロエチ
- フリウェルLD
- ルナベルLDなど
服用のタイミング
低用量ピルは原則として生理開始日~5日以内に服用を開始します。その他のタイミングで服用を開始した場合は7日連続服用するまでは避妊効果がありませんので注意しましょう。
1日1錠、決まった時間帯に服用するのが正しい飲み方です。飲み忘れや服用時間が大きくずれてしまうと、避妊効果が弱まったり、不正出血の原因となります。
低用量ピルには1シート21錠タイプと28錠タイプのものがあります。21錠タイプは飲み終えた後、7日間の休薬期間をはさみ、その後2シート目の服用を開始します。
28錠タイプは21錠のピルと7錠のプラセボ(ホルモンを含まない偽薬)で構成されています。1シート目を飲み終えたら継続して2シート目の服用を開始します。休薬期間がないため、飲み忘れが心配な人におすすめです。
超低用量ピル
超低用量ピルも低用量ピルと同じく、エストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンが含まれたお薬ですが、エストロゲンが30㎍よりも少ないものを言います。一般的には月経困難症や子宮内膜症の治療を目的として処方されるお薬で、低用量ピルのような避妊効果はありません。
超低用量ピルは配合されているホルモンの量が少ないため、副作用が出にくいのが特徴です。吐き気や頭痛、下痢などの副作用が出る場合もありますが、そこまで重い症状はありません。
料金相場は1ヶ月あたり6,000円~12,000円と低用量ピルに比べてかなり高いです。場合によっては保険適用で費用を抑えることができるケースもあります。服用方法は低用量ピルと同じです。
- ルナベルULD
- フリウェルULD
- ヤーズ配合錠
- ヤーズフレックス配合錠など
中用量ピル
中用量ピルは低用量ピルよりもエストロゲンの配合量が多く、1錠あたり50㎍以上のお薬をいいます。
生理日の移動や不正出血・無月経の治療、月経困難症の改善を目的として使用されます。また、性行為後72時間以内に服用すれば緊急避妊薬としての効果も期待できます。(ヤッペ法)ただし、緊急避妊はアフターピルのほうが避妊率が高く、副作用も少ないです。
低用量ピルよりもホルモン含有量が多いことから副作用が強く出やすいのが特徴です。症状としては血栓症や不正出血、吐き気、頭痛などがあります。料金相場は5,000円~6,000円程度、プラノバールというお薬が一般的です。
服用のタイミング
・生理日移動で服用する場合
生理を早めたい | 前月の生理開始日~5日以内に服用を開始し、希望する生理日の2日前まで毎日同じ時間に1錠服用する。服用停止から2~5日後に生理が始まる。 |
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生理を遅らせたい | 生理予定日の5~7日前から服用を開始し、希望する生理日の2日前まで毎日同じ時間に1錠服用する。服用停止から2~5日後に生理が始まる。 |
・緊急避妊薬として服用する場合(ヤッペ法)
ヤッペ法は中用量ピルを使った1970年代からある緊急避妊法。避妊に失敗した性行為後72時間以内に1回2錠服用し、さらにその12時間後に2錠服用する。
アフターピル
アフターピルは緊急避妊薬として処方されるお薬で、避妊に失敗した性行為後に服用することで避妊効果が期待できます。アフターピルにはレノボルゲストレルとエラの2種類があり、レノボルゲストレルは性行為後72時間以内、エラは120時間以内に服用します。
料金は1回分で8,000円~20,000円と高いです。アフターピルについては「アフターピルのおすすめクリニック8選|深夜でもオンラインで即日届くのは?」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にして下さい。
オンラインピル処方をおすすめする理由
ピルは医療用医薬品に該当するため、薬局やドラックストアでは購入できません。ピルを購入するには病院やクリニックを受診し、医師の診察・処方が必要となります。オンライン診療は自宅に居ながら医師の診察を受け、ピルを処方してもらえる診療サービスです。
オンライン診療なら、仕事や家事、子育てで忙しくてもスキマ時間に医師の診察を受け、ピルを処方してもらえます。スマホ1台あれば予約~薬の処方まで完結する手軽さが魅力で、待ち時間や薬局に薬を受け取りに行く手間もありません。
顔出ししなくても音声通話で医師の診察を受けられるクリニックもあるため、デリケートな悩みも相談しやすいのが特徴です。
ピルのオンライン処方と病院処方の違い
オンライン処方と病院処方の違いを見ていきましょう。
オンライン処方 | 病院処方 | |
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診療方法 | オンライン診療 | 対面診療 |
診療時間 | 365日診療 夜遅くまで診療している |
9:00~17:00 土日祝は休診であることが多い |
薬の受取方法 | 自宅などに配送 | 薬局で受け取り |
料金 | 2,000円~3,000円 | 1,000円~2,000円 |
保険適用 | 不可 | 可能な場合もある |
病院処方は来院し、医師の診察を受け、薬局でピルを受け取ります。医師と対面で相談できるというメリットはありますが、待ち時間が長い、診療が終わる時間が早い、土日祝は休診という通いにくさがあります。費用は保険適用されれば1,000円~2,000円が相場です。
オンライン処方は、来院不要で音声通話やビデオ通話を通じて医師の診察を受けます。診察から薬の処方まで15分程度、お薬は最短翌日に自宅に配送されます。
オンライン処方のメリットは待ち時間がなく、手間が少ない点です。保険適用されないケースが多く、病院処方に比べて費用は高くなりますが、それでも月々1,980円~と比較的安く購入できます。
価格重視・対面で診察を受けたい人は病院処方、スキマ時間で手軽にピルを処方してもらいたい・病院に行くのに抵抗がある人はオンライン処方がおすすめです。
個人輸入は偽物が紛れている危険性がある
低用量ピルは毎月費用がかかるため、少しでも費用を抑えるために個人輸入の通販サイトを検討している人もいるでしょう。たしかに個人輸入なら安く購入できますが、危険性が高く、リスクを伴うためおすすめしません。
個人輸入で購入できるピルは、安全性や有効性が保証されたものではありません。有効成分が入っていない可能性もありますし、表示と違う成分が含まれている可能性もあります。特に海外輸入は表記が全て外国語であるため、成分など内容を確認すること自体とても難しいです。
また、個人輸入のピルを服用し、入院が必要となる副作用が現れた場合も全て自己責任となります。日本には重篤な副作用が起こった場合に治療費を負担する医薬品副作用被害救済制度がありますが、個人輸入で購入したピルは対象外です。
必ず医師の診断を受け、正しいルートで安全に処方してもらいましょう。
オンラインピル処方のおすすめクリニック10選
オンラインでピルが購入できるおすすめクリニックを10院紹介します。費用や利用しやすさ、ピルの種類など総合的に評価して、良いと感じたクリニックを順に紹介していきます。
スマルナ
ピルの料金 | 低用量ピル:1,980円~ 超低用量ピル:1,980円~ 中用量ピル:6,200円(21錠) |
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初診・診察料 | 1,500円 |
オンライン診療時間 | 24時間診療 |
お薬の送料 | 無料 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・NP後払い |
スマルナは産婦人科医が勧めるオンライン処方サービスNo.1のサービスです。アプリは累計110万ダウンロード数を突破するほどの人気ぶりで、予約から医師の診察、薬の処方までアプリ1つですべて完結します。医師の診察は全国の医療機関で働く医師が対応しており、医師を指名することも可能。
ピルの処方だけでなく、生理やピル、避妊の悩みなど周りには相談しにくいデリケートな問題もチャットを通じて助産師や薬剤師に無料相談できます。
ピルの価格は業界トップクラスに安く、低用量ピルは1シートあたり1,980円~購入できます。低用量ピルは10種類と豊富に取り扱いがあるので、自分に合ったピルが見つかるでしょう。6ヵ月分まとめ買いなら、1シートあたりの費用が安く、注文し忘れも防げるためおすすめです。
メデリピル
ピルの料金 | 低用量ピル:1,980円~ 超低用量ピル:4,180円~ 中用量ピル:1,980円~ |
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初診・診察料 | 低用量ピル・超低用量ピル:無料 中用量・アフターピル:1,650円 |
オンライン診療時間 | 7:00~24:00 |
お薬の送料 | 低用量ピル・超低用量ピル:550円 中用量・アフターピル:無料 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・Amazon Pay ・キャリア決済 ・あと払いペイディ ・NP後払い |
メデリピルはオンラインでピル処方してもらえるサービスです。アプリのダウンロードは不要で、予約から診察、薬の処方までLINEで簡単に手続きが行える手軽さに人気があります。普段使い慣れたLINEなら手続きも迷うことなく行えるでしょう。
低用量ピルは14種類、その他のプランも豊富にありますが、おすすめなのは定期配送です。毎月届くので注文し忘れを防ぐことができますし、低用量ピルの定期配送なら初月無料で購入できます。2ヶ月目以降も2,970円と低価格で続けやすく、診察料無料なのも嬉しいポイント。
ピルの購入を1年間続けると、プラチナ会員に昇格し、毎月ピルを10%割引で購入することができます。長期的にピルの服用を考えている人はメデリピルがおすすめです。
レバクリ
ピルの料金 | 低用量ピル:1,896円~ 超低用量ピル:5,309円~ 中用量ピル:5,160円 |
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初診・診察料 | 無料 |
オンライン診療時間 | 10:00~22:00 |
お薬の送料 | 550円 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・代金引換 |
レバクリはレバレジーズ株式会社が運営するオンライン診療サービスです。スマホでいつでも相談ができ、医師の診察やピルの処方もスマホで簡単に完結します。初診・診察料は無料なので、必要なのはピル代と送料だけです。
ピルは低用量ピル、超低用量ピル、中用量ピルの取り扱いがあります。種類も豊富なので、自分に合ったものが見つかるでしょう。初めての方は試しに1ヶ月分購入してみることもできますし、注文し忘れが防げる定期配送にも対応しています。
おすすめは12ヶ月毎の定期配送で、1ヶ月あたり1,896円~と低価格で始めることができます。送料も年に1回しかかからないので毎月購入に比べてかなりお得です。解約金なしでいつでも解約できるのも安心ですね。アプリのダウンロードやLINE登録など面倒な手続きが一切ないのもおすすめポイントです。
クリニックフォア
ピルの料金 | 低用量ピル:2,255円~ 超低用量ピル:3,039円~ 中用量ピル:5,478円~ |
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初診・診察料 | 1,650円 |
オンライン診療時間 | 7:00~24:00 |
お薬の送料 | 550円 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・GMO後払い ・代金引換 ・Amazon Pay ・Paidy |
クリニックフォアはこれまで400万件以上の診療実績があり、毎月5.8万以上が利用している人気クリニックです。診療時間が7時~24時と長く、土日祝も診療しているためは仕事や育児で忙しい人でも利用しやすいのが魅力です。
取り扱うピルの種類は国内最多を追求しており、プランも豊富にあります。料金は相場よりも安いですが、さらに費用を抑えたい人は12ヶ月まとめて定期がおすすめです。通常価格よりも31%OFFで購入でき、送料も抑えることができます。
お薬は最短当日発送、翌日お届けというスピード感も嬉しいですよね。万が一注文し忘れてもすぐに届けてくれるので安心です。アフターフォローも充実しており、公式LINEでピルの飲み方や悩みを相談したり、追加注文することもできますよ。
エニピル
ピルの料金 | 低用量ピル:2,563円~ 超低用量ピル:4,180円~ 中用量ピル:4,378円~ |
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初診・診察料 | 2,200円 |
オンライン診療時間 | 24時間診療 |
お薬の送料 | 550円 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・後払い ・銀行振込 |
エニピルは24時間365日診療しているオンライン診療クリニックです。空き時間ができたときに予約をすることができるので社会人でも利用しやすいでしょう。予約から薬の処方までの流れもスピーディーで、早ければ30分程度で完了します。
ピルは低用量ピル、超低用量ピル、中用量ピルの取り扱いがあり、症状に合ったお薬を処方してくれるので、ピルの服用が初めての方でも安心です。ピル代や診察料、送料を含める料金はやや高めではありますが、時間の確保が難しい人やスピード感重視の人にはおすすめのクリニックです。
定期配送にも対応していますので、注文し忘れを防ぐことができます。また、中身がわからないシンプルな梱包で品名にピルの記載はありませんので、家族にバレる心配もありません。
ピルマル
ピルの料金 | 低用量ピル:2,196円~ 超低用量ピル:3,107円~ 中用量ピル:7,040円~ |
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初診・診察料 | 無料 |
オンライン診療時間 | 10:00~22:00 |
お薬の送料 | 550円 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・銀行振込 ・コンビニ支払い |
ピルマルは2023年8月にサービスを開始したまだ新しいオンライン診療サービスです。医師の診察はすべて女性産婦人科医が担当するため、デリケートな悩みでも気軽に相談することができます。診察は何度受けても診察料無料なのも嬉しいポイント。
低用量ピルは5種類取り扱いがあり、低価格で始めることができます。おすすめプランは12ヶ月分まとめ買いで、1ヶ月1,946円と非常に安く、送料も無料です。12ヶ月継続すればさらに5%OFFで購入できるため、長期的に服用を考えている人におすすめです。
注意点としては、1ケ月分買い切りプランがないことです。1ヶ月だけ試してみたい場合でも1ヶ月毎の定期便で2回目が届くまで解約はできない点に注意しましょう。
おうちでクリニック
ピルの料金 | 低用量ピル:2,783円~ 超低用量ピル:5,610円~ |
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初診・診察料 | 1,650円 |
オンライン診療時間 | 月・火・木・金・土 10:00~13:00/15:00~19:00 |
お薬の送料 | 550円 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・スコア後払い(コンビニ後払い) |
おうちでクリニックは、Medvice株式会社が運営する診療サービスです。アプリをダウンロードする必要がなく、スマホやPCで予約から診察、お薬の処方までワンストップで完結するのが特徴です。めんどくさい手続きは避けたい人におすすめのクリニックです。
低用量ピル・超低用量ピルの取り扱いがあります。低用量ピルは1ヶ月2,783円から始めることができ、定期配送にも対応しているので注文し忘れも防げます。
診療時間が短く、休診日が多い点が唯一のデメリットですが、ピルの種類やサポート面は充実していますので、時間に融通が効く人にはおすすめのサービスです。
マイピルオンライン
ピルの料金 | 低用量ピル:2,367円~ 中用量ピル:3,278円 |
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初診・診察料 | 1,650円 |
オンライン診療時間 | 8:00~20:00 |
お薬の送料 | 550円 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・QRコード、スマホ決済 ・銀行振込 ・あと払いペイディ ・スコア後払い(郵便局・コンビニ) |
マイピルオンラインはピルに特化したオンライン診療です。提携クリニックの産婦人科医が診察を行うため、生理など女性特有の悩みも気軽に相談できます。薬の受取は自宅以外に郵便局留めやクロネコヤマトセンター留めなど指定できるため、家族にバレたくない人でも安心して利用できます。
低用量ピルと中用量ピルの取り扱いがあり、低用量ピルは低価格で購入できます。ピルが初めての方におすすめなのが初回半額になる「はじめて割」です。また、定期便なら初回のピル代と診察料が無料になるお得なキャンペーン実施中です。
マイピルオンラインは会員ランク特典があり、続ければ続けるほどお得なプランが用意されています。ダイヤモンド会員になるとピル代金20%OFFになるため、長期的に服用を考えている人にピッタリのクリニックです。
Oops(ウープス)
ピルの料金 | 低用量ピル:2,585円~ 超低用量ピル:4,785円~ 中用量ピル: 6,050円 |
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初診・診察料 | 無料 |
オンライン診療時間 | 10:00~22:00 |
お薬の送料 | 500円 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・Amazon Pay ・GMO後払い |
ウープスウーム(Oops WOMB)のピル処方、2023年8月1日に開始したばかりの新しい診療サービスです。スマホ1つで予約から診察・処方まで完結するため、初めての方でも利用しやすいです。診察料は何度でも無料なので、いつでも気軽に相談できるのも嬉しいですよね。
オンライン処方だからこそ、安心して服用できるよう国内承認薬のみを処方しています。ピルは低用量ピル・超低用量ピル・中用量ピルを取り扱っており、低用量ピルは1ヶ月2,585円~と続けやすい価格設定となっています。定期配送はいつでも解約できるのも安心です。
ウープスはおしゃれなパッケージデザインにも人気があり、持ち運びしやすく、遊び心あるデザインとなっています。ウープスユーザーなら提携クリニックで2年に1回、子宮頸がん検診を実質無料で受けられますよ。
オンライン診療対応のピル処方クリニック比較一覧
1シートあたりの料金 | 取り扱いピル | 診察料 | 送料 | 定期配送 | 診療時間 | |
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スマルナ | 低用量ピル:1,980円~ 超低用量ピル:1,980円~ 中用量ピル:6,200円(21錠) |
・低用量ピル ・超低用量ピル ・中用量ピル ・アフターピル |
1,500円 | 無料 | あり | 24時間診療 |
メデリピル | 低用量ピル:1,980円~ 超低用量ピル:4,180円~ 中用量ピル:1,980円~ |
・低用量ピル ・超低用量ピル ・中用量ピル ・アフターピル |
無料 ※中用量・アフターピルは1,650円 |
無料~550円 | あり | 7:00~24:00 |
クリニックフォア | 低用量ピル:2,255円~ 超低用量ピル:3,039円~ 中用量ピル:5,478円~ |
・低用量ピル ・ミニピル ・アフターピル |
1,650円 | 550円 | あり | 7:00~24:00 |
レバクリ | 低用量ピル:1,896円~ 超低用量ピル:5,309円~ 中用量ピル:5,160円 |
・低用量ピル ・超低用量ピル ・中用量ピル ・アフターピル |
無料 | 550円 | あり | 10:00~22:00 |
エニピル | 低用量ピル:2,563円~ 超低用量ピル:4,180円~ 中用量ピル:4,378円~ |
・低用量ピル ・超低用量ピル ・中用量ピル ・ミニピル ・アフターピル |
2,200円 | 550円 | あり | 24時間診療 |
ピルマル | 低用量ピル:2,614円~ 超低用量ピル:3,107円~ 中用量ピル:7,040円~ |
・低用量ピル ・超低用量ピル |
無料 | 550円 | あり | 10:00~22:00 |
おうちでクリニック | 低用量ピル:2,783円~ 超低用量ピル:5,610円~ |
・低用量ピル ・超低用量ピル |
1,650円 | 550円 | あり | 10:00~18:45 |
マイピルオンライン | 低用量ピル:2,367円~ 中用量ピル:3,278円 |
・低用量ピル ・超低用量ピル ・中用量ピル |
1,650円 | 550円~ | あり | 8:00~20:00 |
Oops(ウープス) | 低用量ピル:2,585円~ 超低用量ピル:4,785円~ 中用量ピル: 6,050円 |
・低用量ピル ・超低用量ピル ・中用量ピル |
無料 | 500円 | あり | 10:00~22:00 |
ピルを服用する前に知っておきたい副作用とリスク
初めてピル服用を検討されている方は、ピルの副作用やリスクを事前に知っておくことで、安心して服用できるでしょう。
吐き気など副作用が出る可能性もある
ピルには副作用があります。女性ホルモンの配合量が多いほど副作用は強く出る傾向にあり、中用量ピルや低用量ピルは飲み初めに副作用が出る可能性があります。主な副作用には吐き気や頭痛、むくみ、不正出血、下痢、胸の張りなどがあります。
副作用は飲み始めて2~3ヶ月程度で大部分がおさまるので、体が慣れるまではしんどいかもしれませんが、まずは3ヶ月間継続してみましょう。あまりにも副作用が強い場合はピルとの相性が悪い場合もあります。ピルには複数の種類がありますので、医師と相談し、違う種類のピルを試してみるのも1つの方法です。
低用量ピルに100%の避妊効果はない
低用量ピルは毎日同じ時間に正しく服用できれば99.7%の高い避妊効果が期待できます。避妊効果は高いとはいえ、100%ではありません。ピルを飲み忘れてしまうと、避妊率は91%にまで下がってしまうため、まずは飲み忘れないことが大切です。
また、ピルを服用して最初の1週間は避妊効果が得られないことがあるため、必ずコンドームなど他の避妊方法と併用しましょう。避妊効果が非常に高いピルですが、避妊はできても性病を防止することはできません。自分の体を守るためにも、ピルとコンドームの併用がベストです。
オンラインピルを処方してもらう基本的な流れ
クリニックによって多少違いはありますが、ピルのオンライン処方の基本的な流れを解説します。実際の流れは意外と簡単で、スマホ1台あれば特に用意するものはありません。
①:オンライン診療クリニックで予約を取る
まずは選んだクリニックの公式サイトやアプリからオンライン診療の予約を取りましょう。なかには電話予約しか受け付けていないクリニックもあります。氏名や生年月日、連絡先など簡単な基本情報を入力し、カレンダーの空き枠から予約時間を選択します。予約枠は10分~15分刻みで設定されていることが多いです。
オンライン診療では保険証の用意は必要ありません。空き時間ができたタイミングで簡単に予約・診察を受けることもできます。
②:音声・ビデオ通話で医師の診察を受ける
予約当日は音声通話もしくはビデオ通話で医師の診察を受けます。クリニックによって診察方法は異なりますが、主に音声通話・LINE電話・クリニック指定のアプリ、zoomなどが用いられます。基本的にはスマホやタブレットのようなデバイスとインターネット環境ががあれば問題ありません。指定のアプリが必要な場合は事前にインストールしておきましょう。
医師の診察では問診やピル服用の注意点などについて説明があります。今抱えている悩みや不安があればこのタイミングで相談しましょう。「女性医師のほうが相談しやすい」という方は医師を指名できるクリニックがおすすめです。
初めてピルを服用する人でも、医師が症状に合わせて適切なピルを提案してくれますので安心してくださいね。
③:処方してもらうピルの種類が決まったら決済する
処方してもらう薬やプランが決まったら支払いを済ませましょう。支払い方法はクリニックによってさまざまですが、主に以下の方法があります。
- クレジットカード決済
- 銀行振込
- QRコード決済
- あと払い
クレジットカード決済はほとんどのクリニックが対応しており、手数料がかからないためおすすめです。クレジットカードを持っていない人は支払いができる決済方法があるクリニックを選ぶようにしましょう。
④:ピルが手元に届く
支払いが確認されたら、ピルの配送手続きが開始されます。自宅ポスト投函での受け取りが一般的ですが、クロネコヤマト営業所や郵便局留め、コンビニ受け取り、その他指定の場所で受け取りできるクリニックもあります。
中身がピルだとわからないようなシンプルな梱包で、送り主にクリニック名は記載せず、品名もサプリメントや雑貨などバレにくい工夫がされているので安心です。
オンラインピルに関するよくある質問
オンラインピル処方に関するよくある質問をまとめました。
Q.ピルは保険適用される?
ピルの服用目的によっては保険適用されるケースもありますが、オンライン診療でのピル処方は保険適用されないケースがほとんどです。オンラインピル処方で保険適用になるためには以下の3つの条件をクリアする必要があります。
- ピルの服用目的が月経困難症や子宮内膜症の治療・改善であること
- 処方してもらうピルが保険適用の種類であること
- オンライン診療クリニックが保険診療に対応していること
まず1つ目にピルの服用目的が「月経困難症・子宮内膜症の治療・改善」である必要があります。医師の診察や各種検査・内診によって月経困難症や子宮内膜症であることの診断が必要です。ピルの服用目的が避妊や月経移動の場合は、病気に対する治療ではないため、保険適用にはなりません。
2つ目の条件として、ピルには「医療用ピル(LEP)」と「避妊用ピル(OC)」の2種類があり、保険適用となるのはLEPのみとなっています。
保険適用のピルには以下の種類があります。
- ルナベル配合錠LD
- ルナベル配合錠ULD
- フリウェル配合錠LD
- フリウェル配合錠ULD
- ヤーズ
- ヤーズフレックス
- ドロエチ
- ジェミーナ
3つ目の条件である「オンライン診療クリニックが保険診療に対応しているかどうか」ですが、ほとんどのオンライン診療クリニックが保険診療に対応していません。生理痛の緩和や生理不順などの理由でピルを処方してもらう場合でも、保険適用はされません。理由としては、オンライン診療では内診や各種検査が行えず、正確な診断が難しいためです。
Q.未成年でもピルは処方してもらえる?
生理痛の症状が辛い、PMSに悩んでいる中高生も多いでしょう。ピルは未成年でも処方してもらうことは可能です。そこで気になるのが、親の同意なしでもピル処方してもらえるかどうかですが、基本的には親の同意が必要なクリニックが多いです。
医師の診察に保護者が同席する、もしくは保護者の同意書が必要となります。オンラインピル処方おすすめクリニックの未成年への対応について一覧でまとめました。
クリニック名 | 未成年への対応 |
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スマルナ | 18歳以上は利用可能。身分証明証の提示が必要。 |
メデリピル | 17歳以下は保護者の同意・同席が必須 |
クリニックフォア | 18歳未満は保護者の同席が必要。同席できない場合は同意書が必要。 |
レバクリ | 18歳未満は保護者の同意が必要 |
エニピル | 年齢制限はないが、未成年は保護者の同意が必要 |
ピルマル | 15歳以上は利用可能。保護者の同意が必要 |
おうちでクリニック | 18歳から利用可能。保護者の同意が必要 |
マイピルオンライン | 高校生(15歳)は学生証の提示が必須 |
Oops(ウープス) | 18歳未満は保護者の同席が必要 |
Q.低用量ピルを飲むと太るって本当?
「ピルを飲みはじめてから太った」という口コミも見ますが、低用量ピル自体に脂肪を増やす作用はありません。低用量ピルで体重が増える原因は、ピルの副作用である「むくみ」と「食欲増進」によるものだと考えられます。
低用量ピルに含まれる卵胞ホルモンには体内に水分を溜め込む作用があります。そのため、ピルを服用し始めてからむくみやすくなり、体重が増え、太ったと感じてしまう場合があります。また、ピルに含まれる黄体ホルモンの影響で食欲が増進し、必要以上に食べ過ぎてしまうことがあります。
これらの副作用は基本的に一時的なもので、2~3ヶ月服用を続けるうちに自然と落ち着いてくることが多いです。むくみや食欲増進が気になっても3ヶ月は継続して服用を続けてみましょう。